無症状キャリアにHIV検査を・・

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HIVと共に生きるために必要なこととは?

HIVと共に生きるために必要なこととは?

近年における治療の進歩により、先進国におけるHIV患者の平均寿命は確実に伸びており、また、生活の質(Quality of Life)も向上しています。HIVと共に生きて行くために重要なことは、自身の健康に関心を払うことと、他者への感染を避けることだと、アメリカの研究者たちはアドバイスしています。
 

確実な内服

最も大切なことは、医師の指示通りにきちんと薬を服用することです。内服薬の中止は、CD4細胞の働きを弱め、同時に血液中のウィルス量を高めることになります。その結果、再度内服を始めても、期待通りの効果を得られない場合があるのです。HIV薬は、時には気分不快などの副作用を伴う場合もありますが、くれぐれも自己判断で中止せず、必ず主治医に相談して下さい。あなたの命は薬によって支えられているのです。
 

パートナーへの報告

性交渉を持つ可能性のある相手には、HIVのことを隠さずに伝えましょう。とても勇気のいることですが、あなたにはその責任があります。伝えた上で、コンドームを使う、HIVを含む性感染症検査を定期的に受ける、場合によっては一緒にカウンセリングを受けるなど、感染予防の方法を前向きに検討しましょう。
 

リスクを最小限に抑える

HIVは、血液、精液、性器からの分泌液、母乳などから感染します。日本においては、ほとんどの感染がコンドームを使用しない性交渉(膣または肛門へのペニスの挿入)によって起こっています。また、妊娠中の垂直感染(母から子への感染)や、分娩の際の感染、母乳育児による感染の報告もあります。
 
血液中のHIVウィルス量は、40〜75コピー/ml(検出不可レベル)から数百万コピー/mlまでの変動があります。ウィルス量が高ければ高いほど他者への感染リスクは高くなります。言い換えれば、薬の服用でウィルス量を抑えることが、あなたの大切なパートナーへの感染予防となるのです。と同時に、定期的なSTD(性感染症)検査も行って下さい。HIVと併せてその他のSTDまたは肝炎を保持している人の場合、HIVを単独で保持している人の3〜5倍もの確率で、HIVを他者へ感染させることがわかっているからです。あなた自身、ウィルス量が上がっている状態ではSTDをうつされやすいですから、定期検査は非常に重要です。

HIVと共に生きるために必要なこととは2
 

感染リスクはゼロにはならない

血液中のウィルス量を抑えることで他者への感染リスクは減少しますが、例えば3500コピー/ml以下であっても、リスクはゼロにはなりません。リスクをゼロにするためには、他者があなたの血液及び体液に触れる可能性をゼロにする必要があります。そのために最も有効な方法は、セックスを一切しないことです。とは言っても、これは非常に困難ですから、オーラルセックスを含め、セックスの際には必ずコンドームを使いましょう。また、万が一の可能性を考えて、カミソリや歯ブラシなど、血液が付着する可能性のあるものは共用しない方が安全です。母親がHIV感染者の場合、咀嚼後の食物を子どもに与えることも、多少のリスクを伴いますので避けましょう。